「中小企業の事業承継・継承」
11月に入り朝晩が少し冷え込んできました。今夏の暑さは何処やら。
季節の変わり目の早さに驚嘆するばかりです。
さて、今回は中小企業の事業承継・継承について私見を述べてみます。
私は後継選びに直面しています。その際事業承継と継承の両面を考える必要があります。
承継は理念や方針に重点を置き、
継承は財産的引継ぎを意味します。
どちらにしても、考慮すべき課題はいくつか発生します。
第1は後継者のリーダー的資質です。
第2はあまり価値を持たない中小企業の株式評価が高いことです。
第1の課題は、共に歩んできた大切な人たちの賛同です。
このことはとても重要です。
勿論、リーダーのやる気や自覚、同時に育成も必要です。
これが、事業承継の分野です。
第2は株価相続です、換金性のない株式に過大な税金が発生します。
必要資金調達のため借入やM&A等が考えられますが、
対策として、事業承継税制の活用と毎年の少額贈与の実施です。
これが事業継承の分野です。
いずれにしても、理念である、社員の経済的豊かさの実現に邁進できる強い意志の持ち主が必要です。
そのことを最重点に考えられる後継選びを実施したいと思います。